【遊戯王】TURBO PACKの英語版レリーフまとめてみた

TURBO PACKとは

そもそもTURBO PACKとは何かというと、北米およびEU圏にて2009年から2012年の間、大会にて配布されたいわゆる日本版でいうところのトーナメントパックの一種です。

のちに紹介するパッケージでもわかりますが、遊戯王5Ds世代に当たる時期ですね。

型番はTU○○で連番になっており、○○の部分には弾数が入ります。最終的に8弾まで出ており、各弾1種類のレリーフが収録されているため現在8種のレリーフが存在します。

トーナメントパックという性質上、配布期間が限定的なことに加えて当時の環境や少し前の環境で活躍していた人気カードのレリーフを収録する傾向があるため、レリーフの中でもトップクラスの価格で取引されるものが多いです。

レリーフの一覧

ここからは各TURBO PACKに収録されているレリーフを紹介していきます。また、参考程度に相場と入手難易度を記載しております。(2025年11月20日時点)

相場についてはメルカリ等を参考に記載しております。

また、入手難易度については低中高の3段階で示しており、低であれば常にメルカリにて出品がある状況、中であれば数枚の出品がある、あるいは定期的に出品がある状況、高であれば出品が無いあるいはあっても一時的なものになります。

いずれも時期によって変動する指標ですので参考程度に考えていただけるとうれしいです！

TURBO PACK1

ということで第1弾のレリーフ枠を飾ったのは裁きの龍です。このカードは2008年に登場したライトロードデッキのエースモンスターであり、当時の環境で活躍したのはもちろんですが人気テーマということもあり度重なる強化で今現在でもある程度戦える上に、裁きの龍はエースモンスターとしてまだデッキに投入されるカードになります。そんな長きに渡って活躍するカードであることから人気はすさまじく、レリーフの中でも相当高い部類のカードになります。ただ環境で活躍したレリーフだからというだけでなく、そのイラストの美しさも価格を後押ししていますね。

ちなみにこのパックにはクレボンスや死霊騎士デスカリバーナイト等の環境カードも収録されており、いずれも数千円の高値で取引されています。

TURBO PACK2

第2弾のレリーフ枠は剣闘獣ヘラクレイノスです。こちらのカードもライトロードと同時期に活躍していた剣闘獣デッキのエースモンスターです。こちらも同様に度重なる強化でまだデッキを組むことはできます。ただ、ライトロードに比べると人気で劣る点や、当時の環境でもヘラクレイノスを出す前にガイザレスの除去でアドを稼いでそのまま勝利ということが多かったのでエースモンスターとしてはやや存在感が薄れています。そんなこともあってか、ＴＵレリーフの中では価格は控えめです。

余談ですがTURBO PACKのイラストはDホイールになっているのですがパックの中では屈指のかっこよさです笑

TURBO PACK3

第3弾のレリーフは邪帝ガイウスです。このカードは当時一番売れたであろう最強のストラクチャーデッキ帝王の降臨の表紙を飾ったモンスターであり、当時の環境を席巻したことはもちろん、2015年に発売されたストラクチャーデッキ真帝王降臨で強化されて復活し再度環境で活躍するなど長いこと愛されたカードです。他のエースモンスターと異なり、ストラクで手に入る上にデッキを選ばない汎用的な効果から少年たちの雑多メタビートデッキにも入るなどプレイヤーのレベルを問わず多くのデュエリストに愛された1枚なのではないかと思います。そんなこともあってか、相場はレリーフの中でも随一の価格です。

TURBO PACK4

第4弾のレリーフはトラゴエディアです。このカードは日本ではＶジャンプの付録として収録された冥府の使者ゴーズに次ぐ戦闘ダメージで特殊召喚できるモンスターであり、自信のレベル操作の効果と合わせてシンクロやエクシーズを用いるデッキでそれなりに採用されました。一方、カードとしての人気はそこまでなのか相場としては比較的安価に留まっています。

TURBO PACK5

第5弾のカードはギガンテック・ファイターです。このカードは2008年のSTERER DECKに収録された最初期のシンクロモンスターです。そのため効果自体は攻撃力アップと戦闘破壊時に墓地から戦士族モンスターを特殊召喚する効果にとどまっているものの、素材を指定しないシンクロのため登場当初はレベル８の汎用シンクロ枠として使用されていました。レベル８シンクロは常に競争率が高く、普通であればインフレに置いて行かれて消えてしまうカード…と思われていたのですが戦闘破壊された際に自身を特殊召喚して再度攻撃⇒破壊⇒自信を特殊召喚を繰り返して無限ループできる点が注目され、増殖するＧを発動された際などに相手に無限ドローをさせてデッキ切れキルを狙う等の活用方法があることから時折現代環境でも見かけたります。そのためか、相場も人気カードほどではないもののそれなりの価格になります。

TURBO PACK6

第６弾のレリーフは言わずと知れた超人気カードダーク・アームド・ドラゴンです。このカードはもはや説明不要かと思いますがイラストの良さに加えて墓地の闇属性モンスター３体で特殊召喚できる汎用性とカード破壊効果によって登場から長きに渡って活躍し続けているカードです。相場的には日本では6万円くらいから購入できるのですが、実は海外と相場が逆転しているカードだったりしまして、海外で購入する場合は6万円で買えることはほぼ無いかなと思います。この相場逆転現象は実はガイウスなんかでも見られるのですがイラストがかっこよくかつ環境で活躍したカードにこの傾向があります。

TURBO PACK7

第７弾のレリーフはA・O・J カタストルです。パッケージイラストも第７弾から一新されています。こちらもデュエルターミナル第１弾収録とかの有名な氷結界の龍ブリューナクと同期になっており、シンクロ黎明期の汎用枠として多くのデュエリストを支えてきました。現代遊戯王ではカードパワー不足により活躍することは少なくなってしまったのですが、愛用していた方も多く相場は2-3万円くらいします。

TURBO PACK8

最後に収録されたのはライオウです。このカードは漫画版遊戯王ＧＸの特典カードとして収録されました。サーチ封じの効果と自身をリリースして特殊召喚を無効にできる効果は当時も強かったのですが、その後インフレが進むにつれて強烈なメタカードとして評価を更にあげていくなど、生まれる時代を間違えたカードなんて揶揄されたりもします。そんなライオウは相場としては３万円以内で買えると思うのですがとにかく流通が少ない印象です。日本国内での出品が見つからない場合は海外から輸入するのも手かと思います。

まとめ

以上の８枚が、TURBO PACKに収録されたレリーフになります。どれもかなり高価ではあるものの、価格相応の美しさやかっこよさを備えたカードになりますのでぜひ集めてみてください。

また、記事内ではあまり触れませんでしたがこれらのレリーフはＥＵ言語と北米版で加工も異なります。特定の言語であったりEU加工のレリーフが見つからないなと思った際はTCG shop topDにて輸入代行やカード探しもしております。相談はＸのＤＭにて受け付けておりますので気軽にご相談ください！